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2023年12月5日、マラネッロ発 「フェラーリの本質を映し出し、成功を称え、より明るい未来へ向けて前進する」。フェラーリ会長ジョン・エルカンは、昨晩マラネッロのファクトリーで初開催されたライトアップショーについてこう説明しました。

このライトアップショーは、ファクトリー内の最も象徴的な建物のいくつかをバックグラウンドとして、5,000人を超える従業員で構成されるフェラーリのユニークな性質を光で表現するもので、プロジェクター、LEDバー、レーザー効果など400以上のエレメントを使い、最新の低エネルギー技術を駆使して作られた立体映像や光のアーキテクチャーが、エンツォ・フェラーリ通り沿い1キロメートル以上の景観に沿って繰り広げられます。

歴史的なエントランスを縁取るレンガのアーチには、1947年にまさにここでデビューを飾り素晴らしいシリーズへと成長した125 Sや、今年の6月にル・マン24時間耐久レースで優勝した2台の499Pをはじめ、長きにわたってこのアーチを通過して送り出された代表的な車両の映像が映し出されます。

赤くライトアップされた通りを進むと、かつてペイントファクトリーとして使われ、今回は巨大なスクリーンとなる塔へ行き着きます。そのスクリーンには、跳ね馬が常に体現してきた、個人とチーム、 伝統と革新、 情熱と達成、という価値観を映し出しています。

続く作品は、今年のハイライトを記念して、レーシング、スポーツカー、ライフスタイルの全カテゴリーのすべての従業員を称え、各パートで働く人々の顔を描いた作品が発表されます。従業員一人ひとりを株主とする自社株式取得制度など、過去数カ月間に発表された、さまざまなイニシアチブの中核を為す取り組みです。

レンツォ・ピアノが設計を手掛けたLa Galleria del Vento(ラ・ガレリア・デル・ヴェント)は、フェラーリの歴史のあらゆる側面に浸透している技術革新を象徴するものとして選ばれました。色とりどりのビームによって建物の表面にエアロダイナミクスによる空気の流れが再現され、敷地内で最も制限された建物の中で行われる作業を創造的に再解釈しています。

ライトアップショーはフェラーリの歴史における新たな章に向けて進み、建設中の10万㎡の新エリアの中心では来年6月に完成予定のE-ビルディングがライトアップされます。

「伝統と革新は、フェラーリにとって常に重要な価値観であり、私たちは他の誰もできない方法で誇り高き伝統を築き続けています。この特別なライトアップショーは、偉業を可能にするフェラーリの従業員と、フェラーリを唯一無二な存在にしている世界中のフェラーリ・ファミリー全体に捧げます」とジョン・エルカンは語っています。

ライトアップショーは、フェラーリのすべての従業員とそのゲストが一緒に鑑賞できるように、今後数日間に渡って連続的に開催します。