2020 年4 月9 日、マラネッロ発 フェラーリは、コロナウィルスの大流行に対抗する活動の一環として、イタリア・モデナ州の医療組織を支援する募金活動を立ち上げました。顧客から寄せられた金額と同額を上乗せして寄付します。
フェラーリと共にこの活動に取り組んでいるのは、過去に、所有する跳ね馬のステアリングを握って、フェラーリが企画するドライブツアー、カヴァルケードに参加したことのある全世界の大勢のオーナーです。フェラーリは顧客からの全寄付金と同額を寄します。
活動開始からわずか数日で、早くも寄付金は100 万ユーロに達しました。今後の数週間でさらに増える見込みです。
最初の寄付金は、エンツォ・フェラーリ生誕の地であるモデナに直ちに寄付されました。イタリア国民医療制度の地域医療施設、Azienda Unità Sanitaria Locale（AUSL）において、Covid-19 の感染者の治療や、この感染症に対抗するための医薬品や医療機器の購入に当てられます。
寄付金の一部は遠隔医療の拡充にも使われます。これは、スマートフォンやタブレットとBluetooth 経由で接続した機器を使い、Covid-19 に感染した疑いのある市民の症状を遠隔でモニタリングできるシステムです。既にAUSL モデナでは、フェラーリの寄付によって、神経障害を患う人々が暮らす州内の介護施設で、ウィルス検査で陽性となった患者を対象に、この技術を活用しています。
また、フェラーリは先日、AUSL モデナに救急車を寄付しました。この車両は、救急医療の現場で、Covid-19 関連の多くの患者のために、日夜フルに活用されています。
フェラーリでは、全世界の大勢の顧客の善意に支えられながら、具体的な支援を素早く地域社会に届ける活動を、現在の緊急事態が続く限り、さらに検討していきます。