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11 Mar 2020

2020年フェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィックが、バーレーンで開幕日本人ドライバーが活躍を見せる

2020年フェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィックが、バーレーンで開幕日本人ドライバーが活躍を見せる

フェラーリ・チャレンジは、世界中のフェラーリドライバーが参加できるシリーズ。経験とレベルによって、トロフェオ・ピレリAM、コッパ・シェル、コッパ・シェルAMの3クラスに分かれて戦います。 今年から参加者は最新の488 Challenge EVOで出走します。488 Challenge EVOは、ムジェロ・サーキットで開催された2019年10月のフェラーリ・フィナーリ・モンディアーリでデビューしました。488 Challengeの発表から3年を経て、フェラーリはキットを開発し、車両のパフォーマンスを全般に高め、レースコンディションで一貫して性能を発揮できるようにしました。 また、ハンドリングの改良でフィードバックとドライビング・プレジャーがさらに向上しています。488 Challenge EVOは、このワンメイク・シリーズで使用される8代目の車両です。歴代車両は、348 TB/TS(1993~1996年)、F355 Challenge(1995~2001年)、360 Challenge(2000~2006年)、F430 Challenge(2006~2011年)、458 Challenge(2011~2013年)、458 Challenge EVO(2014~2017年)、488 Challenge(2018~2019年)。 参戦したドライバーは、488 Challenge EVOのパワーをフルに生かし、F1サーキットで息を呑むような戦いを展開して、フェラーリのモータースポーツのヘリテージを見事に発揮しました。美しいバーレーン国際サーキットを舞台にした2020年フェラーリ・チャレンジAPACシリーズ開幕戦で、初日に各クラスを制したのは、ウチダ・ユウダイ氏、ヤマグチ・カズユキ氏、ベイビー・ケイ氏でした。2日目は、エルンスト・キルヒマイヤー氏が熾烈なバトルを制してトロフェオ・ピレリAMクラスで勝利し、ヤマグチ氏とケイ氏がレース1に次ぐ連勝を飾りました。

トロフェオ・ピレリAM
レース1の優勝争いに絡んだのは、すべて日本人でした。ポールシッターのウチダ氏が安定したパフォーマンスを見せて1位でフィニッシュラインを駆け抜け、次いでGo Max氏がチェッカーフラッグまで危なげなく2位を守りました。最後までレースを盛り上げたのが3位争いです。イマダ・ノブヒロ氏、キルヒマイヤー氏、ヤマザキ・ヨウスケ氏の3人が、1周ごとに順位を入れ替える激しい戦いを繰り広げました。 キルヒマイヤー氏は3周を残してヤマザキ氏とイマダ氏のオーバーテイクに成功したものの、12コーナーでスピンを喫し、表彰台に上る可能性を失いました。これを最大限に生かしたのがイマダ氏で、ヤマザキ氏の前でラインを横切り、表彰台の最後のステップを獲得しました。 初日のウィナーであるウチダ氏はレース2で連勝を狙いましたが、勝利したのはチャンスを生かしたキルヒマイヤー氏でした。ウチダ氏はMax氏と接触して優勝争いから脱落し、Max氏はこの事故で科されたドライブスルー・ペナルティーを挽回できなかったのです。2位はイマダ氏、3位はヤマザキ氏でした。 ランキング首位は25ポイントのウチダ氏で、これを23ポイントのイマダ氏と22ポイントのキルヒマイヤー氏が僅差で追います。このように上位勢のポイントが非常に接近しており、シーズンを通して激しい戦いが続きそうです。

コッパ・シェル
コッパ・シェル・クラスでまずリードを奪ったのはジェイ・パク氏でした。予選で見事なラップを決め、スタートでも首位を守り、シーズン1勝目は確実かと思われました。しかしながらヤマグチ氏が、レースを通して驚異的なペースでパク氏を執拗に追い続けると、残り2周でついにオーバーテイクし、1位に踊り出たのです。 パク氏は2位に甘んじ、3位表彰台はヤンビン・シン氏がつかみました。ヤマグチ氏はレース2でも"今週末のベストドライバー"に選ばれるに足る走りを見せ、金曜に続いて連勝を飾り、ランキングで大きなリードを築きました。ヤマグチ氏はクラス優勝だけでなく、レース2では、経験で上回るピレリAMクラスのドライバーを破り、総合優勝のキルヒマイヤー氏とわずか0.441秒差の総合2位でフィニッシュしました。 今後のレースでもヤマグチ氏からは目が離せません。レース2の2位はシン氏、3位はパク氏でした。2連勝のヤマグチ氏が33ポイントでランキング首位、次いでパク氏が25ポイント、シン氏が23ポイントと続きます。

コッパ・シェルAM
コッパ・シェルAMのレース1はスタートから見応えがありました。ケイ氏は、予選を残念なタイムで終え、クラスの最後尾からスタートしましたが、後方から追い上げる激しいレースを見せ、優勝を飾ったのです。これにはサポーターも大喜びでした。2位と3位は、それぞれリァンボー・ヤオ氏とヤンシェン・リャン氏です。 ケイ氏はレース2の予選でクラストップのタイムを叩き出しました。レース1で得たサーキットへの理解と経験の賜物でしょう。レース2のリザルトはレース1と同様でした。その結果、ランキングはケイ氏が32ポイントで首位、続いて28ポイントのヤオ氏、21ポイントのリャン氏の順です。



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