2020年1月13日、マラネッロ発 2019年、フェラーリの2つのミュージアム来館者数が大幅に伸張し、前年比12%増の60万人以上という過去最高記録を樹立しました。モデナのムゼオ・エンツォ・フェラーリ(MEF)では20万人以上に急増、マラネッロのフェラーリ・ミュージアムにも40万人以上が来館しました。
特に好評を得たのが両ミュージアムで使用可能な共通チケットで、2019年の売上は前年比で50%以上伸びました。これは、両ミュージアムで強化している専門性の高い展示が大きな反響を呼んでいる証しです。モデナのMEFでは、フェラーリの創設者を称えると共に、歴代フェラーリの中でも特にエレガントで貴重なグランツーリスモのエンジンや車両を展示しています。一方、マラネッロのフェラーリ・ミュージアムでは、グループの歴史やスクーデリア・フェラーリのF1での歴史に加え、今日に至るまで跳ね馬の歴史を形作ってきた名高いレーシングカーやロードカーの歴史を知ることができます。
様々なビジターツアーもあるマラネッロのフェラーリ・ミュージアムでは、新年最初の特別展として、「Ferrari at 24 Heures du Mans」を1月15日から開催します。この展示ではル・マン24時間レースでの70年に及ぶフェラーリの勝利の歴史を振り返ります。あわせて、昨年からの特別展も引き続き開催中です。「90 Anni」では、スクーデリア・フェラーリ創立90年の歴史を祝い、「Hypercars」では、レーシングカーの技術をロードカーに生かすというフェラーリの特徴が最も色濃く反映された限定スペシャルシリーズをテーマにした展示が行われています。