2020年5月18日、マラネッロ発 フェラーリのミュージアムは、イタリア政府の法令に基づき、一般公開を再開しました。

マラネッロのフェラーリ・ミュージアムとモデナのムゼオ・エンツォ・フェラーリは、エミリア・ロマーニャ州の衛生上の非常事態宣言に従い、2月24日から閉館していましたが、再び来館者を迎える準備が整いました。来館者とスタッフの健康を守るため、新たに一連の対策を講じ、「Ferrari at 24 Heures du Mans」、「Hypercars」、「Grand Tour」といった展示をすべて楽しんでいただけるようにしています。

両ミュージアムでは、最近のイタリアの省令で骨子が示された対策に加えて、フェラーリの「バック・オン・トラック」プログラムもヒントに、施設に合わせて考案されたさらなる予防策を導入しました。

例えば入口では、サーマルスキャナーで来館者全員の検温を行います。体温が正常の範囲外の方は、来館日を変更することが可能です。マスクの着用は6歳未満のお子さんを除いて必須とし、マスクをお持ちでない方にはミュージアムが無料で提供します。また、床に水平のマークを示して、ソーシャルディスタンスのルールが守られるようにしています。

来館者の人数を現在認められている範囲内に抑えるため、ミュージアムのサイトにあるオンラインのチケットオフィスでは、来館時間を指定してチケットを購入することが可能となっています。

また、フェラーリは、最前線で働く医療スタッフにさらなる感謝を示すため、医療従事者は2020年末まで両ミュージアムへの入場を無料とし、その家族も同期間は割引料金とします。